フェス 年末

12/27、レディオクレイジーでした。
今年サマソニで初めてフェスに参加して、なんとなく回り方も分かったので、冬フェスのレディクレ に参戦。邦ロック殆ど聞かない・ライブも経験なしの友人が「これを機にバンドにハマれたらいい」ということで一緒に行ってくれた。以下、鑑賞レポ

①雨のパレード

ステージ上のメンバー数に違和感。4人じゃなかったっけ?と思ったら今年1月で1人抜けたらしい。大変だったんだなあ、曲の方向性も前より少し変わっていた。1発目だったし裏がバニラズだったので客の入りがそんなに良くなかった。つらい

下北沢ダイハードの主題歌が好きなんだけど、当日それやってくれたので嬉しかった。他の曲もめちゃくちゃ良かったのでこれからどんどん売れてほしい…。

②BIGMAMA

昔YouTubeのオススメ欄にやたら出てきた記憶があるバンド。サカナクションが好きでMUSICAを読んでた時期、BIGMAMAもよく載っていた気がする。

ギターの柿沼さんが死ぬほどカッコよかった。アー写とかで観ると普通に気の優しそうなオッサンなのに。これがライブの魔力…。

「これが最後です、聞いてください、誰が為のレクイエム」ってMC聞いた時なんじゃそのタイトル!?!?って思った。こんなに厨二病感強めなバンドだったっけ…?と気になりつつも、曲の激しさとアツイ展開はライブにぴったりで、結構ノレた。

③the telephones

5年前、活動休止の報せがあった時はマジでdon't stop the musicの時のツアー行かなかったことを死ぬほど後悔した。今年復活してくれて本当に良かったなあ。活休発表してから5年も経つことに驚きしかなかった。中学の時聴き倒してたけど気づいたら大学生になってた。早い。

ほぼ最前で観てたら熱狂的なファンにモリモリ押されて半ば窒息状態。初っ端からmonkey discoなんか持ってくるから…。そんなん盛り上がるに決まってるだろというナンバーで始まり客も最高潮だった。自分の体は客の波に揉まれてほぼ半分になっていた。肋折れるかと…。サマソニのマンウィズん時よりは幾分もマシだけど…。何がかわいそうって、曲もコールも知らん友人が視界の端で押しつぶされかけていたことだった。本人としては楽しかったから良かったらしい。最前で観ようと言ってくれたのも友人だったので感謝の気持ちしかなかった…。

3曲目あたりでノブがステージ上から消えた。どうせ客席の後ろの方まで走ってんだろうなと皆ニヤニヤしていたが曲が終わっても帰って来る気配がないので多くの人が心配そうに後方を振り返る。暫くしてやっと現れたノブは柵を担いでいた。後で公式ツイッターを見てわかったことなのだが、客席の柵じゃなくてステージ外の待ち列の柵だったらしい。一曲の間にエントランス付近まで走り抜けていたようだ。やっぱりノブは頭がおかしい…。

パフォーマンスは面白いし曲も総じてノリが良いからテンションが上がった。観に行けて本当に良かったバンド。

途中ダイブしてきたノブの足一瞬だけ触れた、ヤバみ…。

④the chef cooks me

最新世界心心相印がめっちゃ好きなんだけど、フジファブリックの公開ラジオ収録観てたらステージ入った頃にはもうラスサビだった…。無念。
 踵で愛を打ち鳴らせ やってて泣きそうになった。アジカンのサポートだったのは本人の口から出るまで全然知らなかった事実…。そうだったのか…。
それからラスト、Now's the time、めちゃくちゃ良い。サビ良すぎて泣きそう。円盤よりええやん、と思った。この曲のためだけにワンマン行きたいくらい。自由で緩やかな空間には癒される、前のテレフォンズでの疲れもすっかり取れた。

⑤I'M FISH

雨パレの福永さんが出るのと、次のBAWDIESのためと、フィッシュマンズに興味があるのと、という3つの理由で鑑賞。
bonobosをホストバンドに迎えたフィッシュマンズのトリビュートライブ。世代じゃないからフィッシュマンズは殆ど聴いたことがない。といっても、1年前くらいにミュージックマガジンで特集記事を読んだので、ものすごいバンドであったことだけは知っている。
bonobosも全然知らなかったんだけど、めっちゃ巧くてビックリした。リハでThank you for the musicやってて(これがbonobosの代表曲なのは後で知った)、ボーカルの伸びやかな声とゆったり流れる空気感に完全に飲み込まれた。キャリアが長いのもあるんだろうけど、客を一瞬で虜にする圧倒的なパワーにはスゲ〜〜になった…。
 バンバン出てくるゲストボーカルも全員歌うめえ…うますぎてウマになったわね…。
フレデリックの三原さんとか生で初めて聴いたけど声の伸びが凄すぎてビビった。

⑥THE BAWDIES

ジムカッケェ〜〜!!!!本物だ…。本物のジムだ…。(ここまで観てやっと「本物だ…」とか言ったので友人に「そのリアクション出るの遅い」とツッコまれた。)
1人だけ終始忙しなくチャカチャカ動いてて面白い。独特のノリとステップ、パフォーマンスが鬼。客を煽るのがうますぎてウマになったわね…。

 HOT DOGの前にやるミニコントはどうやら毎度恒例らしく、今回は名探偵コナンのパロディだった。パンに顔面を挟まれて死んだマーシー、目暮警部のタックスマン、毛利小五郎のロイ、コナンのジム。ジムに関してはクソデカメガネのせいで学生運動とかやるタイプの昭和の学生みたいだった。ふざけるの好きなバンドだと知ってる自分はまだいいとして、本当に何も知らない状態で初めて観た人たちはかなり衝撃だったのでは…?その後、肝心のHOT DOGはリズムがブレブレでめっちゃ笑った。コント引きずってる…。

11月に出たアルバムから新曲を3曲も持ってくる攻めっぷり。皆が全然知らない曲でもすぐにノらせる事が出来るのはやっぱり凄い。HIGHERカッコ良すぎたのであと5万回くらい聴きたい。来年のワンマン当たってくれ頼む。

⑦クリープハイプ

一番大きいZステージ。ファンの数すげえ!

新曲、AC部が手がけたPVのやつだと気付いてから全然集中出来なかった。面白すぎて。曲だけ聴いたらめちゃくちゃ普通に良いのに映像が脳裏をよぎるので面白くなってしまう。

尾崎さん、初めて金髪にしたらしいが違和感なさすぎて「前にも一回したことない?????」と思った。

⑧サカナクション

大トリ。3年ぶりくらいに生で見て感動。ワンマンが力入りすぎてるからそっちに比べて音響的なところで劣るのはちょっとアレだけど、客の一体感と熱気に包まれて幸せな時間だった。
モスとか忘れられないのとか最近の曲も聴けて楽しかった。楽しすぎて殆ど覚えてないしあんまり書くことがない。

書くことがあるとすれば一郎さんの顔の話…
一郎さんはアイデンティティのサビで顔面が怖くなるのが恒例である。それを期待して今回モニターを注視するも、残念、一郎さん力みすぎて目をつぶってしまっていた…。5年前くらいは目かっぴらいてて迫真の顔面だったんだけどな…。カメラも昔は一郎さんに寄るように映していたのに、いつからかサビに入った瞬間一郎さんから遠ざかるようになっていた。物凄い遠くから顔が映らない程度に寄るか、他のメンバーを写すかのどちらか。スタッフ側もあの顔は怖いと気づきだしていたんだろうか…。
本当に楽しかったし今年のイイ締めになった。来年も行きたい。

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