失踪

KANA-BOONのベース、飯田が脱退したらしい。今年だったか去年だったかに失踪していたことが報じられていた彼、復帰を喜んだのもつかの間、バンドから離れてしまった。

バンドマンの失踪というと、自分としてはキドリキドリのベース担当だったンヌゥが強く印象に残っている。「NUKE?」や「mass murder」といった、ある意味暴力的ともいえる激しさを持つ曲が多く、スリーピースならではの各パートの力強いサウンドが好みだった。
ンヌゥが失踪、脱退してからは代わりのメンバーを入れて再活動するも間も無くして解散。今こそ伸び時だと思っていたバンドがこんな形で終わってしまったのがつらい。
あとアルバム2枚分くらいは新曲を聴きたかった。英語詞だけで歌うことに固執せず日本語詞も取り入れるようになって、これからキドリキドリの新たな側面が見れると思っていたのに…

失踪の後、安否が確認されてからすぐに脱退発表があったンヌゥとは違って、飯田はバンド復帰という希望があった。それでも結局グループを抜けてしまったところを見るに、バンドマンの抱えるストレスの大きさと、一度負った傷を癒すことの厳しさを感じずにはいられない。